Life is a Journey (人生は冒険)

新卒で入社した大手総合商社を辞め、ベンチャーの経営企画室で日々頑張る中の人「スナフキン」が綴る日常ブログ。仕事、勉強、旅行、恋愛など、人生に纏わる全てのことを自分なりの観点から綴っています。

就活について思うこと① ~総合商社に就職したい方へ~

こんにちは。

 

前回の記事から少し時間が経ってしまいました。

ブログを初めて改めて思いましたが、

継続して書くこと、、、難しいですね。。。

 

さて、今日は就職活動について思うことや

実際にスナフキンが総合商社に入社するためにしてたこと

などを綴って行きます。

現在大学4年生、大学院1年生(修士課程)の方は

まさに就活真っ只中ですね。

 

家の近くに都内某有名私立大学があるのですが、

春休みに入る少し前までスーツ姿の学生の姿が目立っていました。

そういった頑張る学生や、

それ以外にも

就活を考え出した1年生、2年生の方に

少しでも参考になれば、と思います。

 

商社とは

商社と呼ばれる企業をよく聞きますが、

一言で表すことができず、

実際色々なカテゴリーに分けることができます。

総合商社

今や人気企業の代名詞にもなっているカテゴリー。

『5大商社』や『7大商社』なんて言われ方をする商社が

総合商社にあたります。

 

そのビジネスは多岐に渡り、

「鉛筆からロケットまで」

なんて表現されるくらい、そのビジネスを一言で表すことはできません。

 

昨今の総合商社は、従来のトレーディング(口銭ビジネス)から脱却し、

事業投資などがビジネスの中心になっています。

 

何か大きいビジネスをしたい!

将来的に事業会社でバリバリ事業運営とかしたい!

みたいな学生は目指してみたら面白いのではないでしょうか。

 

総合商社を目指す人が読んだら為になる本は以下↓

商社の雰囲気や何してるのか、などがざっくりわかります。

単なる読み物としても面白いです。

不毛地帯(一) (新潮文庫)

不毛地帯(一) (新潮文庫)

 

総合商社を題材にした最も有名(だと思われる)な

伊藤忠商事を舞台にした長編小説。

時代が古いので今とはかなり異なりますが、

それでも商社とは何か、

を考えるのに参考になりますし、何よりめちゃくちゃ面白いです。

 

次はこちら 

新・現代総合商社論: 三菱商事・ビジネスの創造と革新[2]

新・現代総合商社論: 三菱商事・ビジネスの創造と革新[2]

 

 三菱商事の役員や本部長などが、商社ビジネスについて論じたこの書籍。

元は早稲田大学商学部の講義を元にしています。

上の『不毛地帯』と異なり、実際の商社ビジネスを詳細に記載しているので

業界研究にはもってこいの一冊です。

専門商社 

総合商社とは異なり、名前の通り

一つ乃至、少数の商材を専門的に扱う商社を

総合商社と対比させ

『専門商社』

と呼びます。

 

繊維商社や化学商社、鉄鋼商社などがあります。

 

総合商社に比べ、規模が小さく(とは言え大きいですが)

事業投資も行うものの、基本的にはトレーディング事業(口銭取引)を

主な事業の柱としています。

(内部にいた訳ではないので、詳細は不明ですが、

スナフキンのイメージはこんな感じで、そこまで相違無いと思います)

 

総合商社の子会社としてそれぞれの商材を専門に扱う会社もありますが

(例:伊藤忠丸紅鉄鋼やメタルワン)、

独立して運営する商社(独立系専門商社:阪和興業や長瀬産業)もあり

専門商社と言っても、そのルーツにも違いが見られます。

 

JFE商事など、大手鉄鋼メーカーの商社部隊をルーツにする専門商社も

あります。

 

ルーツによってその会社の方向性などに違いが見られるので、

就職を考える際に、商材以外を判断材料にするのも

いいと思います。

総合商社のES

内容

総合商社のESは、ザ・ES!

と言うくらいシンプルです。

(スナフキンが受けたのは数年前なので、少し変わっているかもですが)

 

学生時代に頑張ったこと、そこから学んだこと

強み、弱み

直面した困難とそれを乗り越えた方法

成し遂げたいこと

など、

どの総合商社も

非常にわかりやすい問い掛けのESだったと記憶しています。

 

企業によっては

自分を表す漢字を一つ、またその理由

など少し変則的なものもありましたが、

概ね真っ直ぐな問いばかりだったと思います。

書き方のコツ

書き方のコツとしては

これはどの企業にも言えることですが、

奇を衒うような内容は避けてください。

 

真っ直ぐな質問には、シンプルに真っ直ぐ答えましょう。

まず

「一文一文を冗長にしない」

「結論を先に言う」

これに尽きます。

 

当たり前に就活で言われていることですが、

これが意外に難しいなと思います。

自分の経験をよく見せたいと思って、

冗長に書いてしまい、

文章の『締まり』を無くしてしまうことがよくあります。

これを特に意識するだけで、通過率は格段に上がると思います。

 

また、ESを書くときに絶対に意識しないといけないことは

「ESは面接まで進んだ際にもっとも面接官に使われるもの」

であると言うことです。

 

なので書く際から質問を意識して書くことが重要です。

「こう書いたらおそらくこう言う質問がくるからこう準備していこう」

とか、

「こう書いたらこう聞かれそうで、それは答えづらい/答えられないから

書かないでおこう」

など、

ES一つ書くにしても戦略的に書くべきです。

 

「ESの締め切りが近いからとりあえずESだけ意識して書こう」

というのも仕方がないかもしれませんが、

ESは書いておしまいではなく、寧ろ始まりなので、

最終的な面接通過を意識して書く、

ということは絶対に考えて書くことをお勧めします。

面接

会社にもよりますが、商社に関わらず

企業面接はグループディスカッション(GD)と

個人面接です。

個別に説明します。

グループディスカッション

スナフキンが受けた時は商社でほとんどGDを設けているところは

なかったように思います(1~2社くらい?)。

 

とはいえ今はあったり、商社以外でもあるので

個人的に思うコツを書いていきます。

 

まずは絶対に率先して発言してください。

そしてリーダーシップを取ってください。

 

よく、GDは役割に徹してあまり発言しなくても通過した

など聞きますが、

そう言う場合は稀だと思います。

発言しないと面接官はあなたを判断出来ません。

なので、率先して発言しましょう。

 

そして出来れば議論を引っ張ってください。

はっきり言うとGDは、

こいつは優秀か

仕事で伸びる素養があるか

と言うことを見られています。

 

言い方は悪いですが、

「こいつはあまり優秀じゃないな」

と思われたらお終いです。

そうならないように議論は発言をしつつ

論理的な発言を心がけてください。

 

いくら発言しても、実のない発言は

寧ろ面接官の心象を悪くします。

 

いい発言をしていると、

リーダーキャラではなくても

議論を引っ張れる、他のメンバーに議論を委ねられる形になります。

そうなればもう通過したも同然です。

 

総合商社を目指す方は

基本的にはいい大学に行かれている方が多いと思います。

なのでロジカルな素養はみなさんお持ちだと思います。

 

メンバー全員が通過するわけではないので、

いかに短い時間で面接官にいい心象を与えるのか、

それが勝負になります。

(結論は必ずしも素晴らしいものである必要はないので、

それっぽく見せたもん勝ち、と言うことです)

 

個人面接

さて、いよいよ個人面接です。

これは先ほどのESに密接に関わってきます。

 

個人面接のコツ、と言うかスナフキンが実際にやったことを

書いていきます。

 

まず、面接を意識して作成したESから

「質問され得る可能性のあるものを書き出し、

それに対しての回答を完璧に用意する」

です。

 

面接の中で、面接官からの質問に淀みを持って回答する

のはいいことではありません。

「あの〜、」

「え〜、」

などの言葉は出来るだけ、無くし、

とはいえ丸暗記したものではない自分の言葉で語れれば

ベストです。

 

なので、聞かれる可能性のある質問を列挙し、

その回答を準備する際も、完全な文書にするのではなく、

キーワードをもって準備すると、丸暗記することもないので

いいと思います。

 

「準備は当たり前でしょ」

なんて思うかもしれませんが、

意外にこう言うことまで準備している人は少ないのかな

と思います。

 

とはいえ、予期しない質問ももちろん出てきます。

それは頭をフル回転させて頑張ってください!(笑)

 

あと、よくやっていたのは、スマホで全面接を録音して

面接後復習して、聞かれた予期しない質問をメモし、

それは次回も別のところで聞かれる可能性を考慮して

完璧な回答を用意する、と言うこともしてました。

 

これはかなりお勧めです。

 

あとは、元気よく、ハキハキ、良い第一印象を

与えることを忘れずに行けば、

大抵の面接は通過できると思います。

 

面接も所詮見せ方なので、

戦略的に行けばなんとかなるものです。

 

長くなってしまったので、

続きは次回に。

次回は具体的なスナフキンが受けた企業や

就職活動の方法、

総合商社の就活に纏わる噂

など、

綴っていければと思います。

 

では。