Life is a Journey (人生は冒険)

新卒で入社した大手総合商社を辞め、ベンチャーの経営企画室で日々頑張る中の人「スナフキン」が綴る日常ブログ。仕事、勉強、旅行、恋愛など、人生に纏わる全てのことを自分なりの観点から綴っています。

就活について思うこと① ~総合商社に就職したい方へ~

こんにちは。

 

前回の記事から少し時間が経ってしまいました。

ブログを初めて改めて思いましたが、

継続して書くこと、、、難しいですね。。。

 

さて、今日は就職活動について思うことや

実際にスナフキンが総合商社に入社するためにしてたこと

などを綴って行きます。

現在大学4年生、大学院1年生(修士課程)の方は

まさに就活真っ只中ですね。

 

家の近くに都内某有名私立大学があるのですが、

春休みに入る少し前までスーツ姿の学生の姿が目立っていました。

そういった頑張る学生や、

それ以外にも

就活を考え出した1年生、2年生の方に

少しでも参考になれば、と思います。

 

商社とは

商社と呼ばれる企業をよく聞きますが、

一言で表すことができず、

実際色々なカテゴリーに分けることができます。

総合商社

今や人気企業の代名詞にもなっているカテゴリー。

『5大商社』や『7大商社』なんて言われ方をする商社が

総合商社にあたります。

 

そのビジネスは多岐に渡り、

「鉛筆からロケットまで」

なんて表現されるくらい、そのビジネスを一言で表すことはできません。

 

昨今の総合商社は、従来のトレーディング(口銭ビジネス)から脱却し、

事業投資などがビジネスの中心になっています。

 

何か大きいビジネスをしたい!

将来的に事業会社でバリバリ事業運営とかしたい!

みたいな学生は目指してみたら面白いのではないでしょうか。

 

総合商社を目指す人が読んだら為になる本は以下↓

商社の雰囲気や何してるのか、などがざっくりわかります。

単なる読み物としても面白いです。

不毛地帯(一) (新潮文庫)

不毛地帯(一) (新潮文庫)

 

総合商社を題材にした最も有名(だと思われる)な

伊藤忠商事を舞台にした長編小説。

時代が古いので今とはかなり異なりますが、

それでも商社とは何か、

を考えるのに参考になりますし、何よりめちゃくちゃ面白いです。

 

次はこちら 

新・現代総合商社論: 三菱商事・ビジネスの創造と革新[2]

新・現代総合商社論: 三菱商事・ビジネスの創造と革新[2]

 

 三菱商事の役員や本部長などが、商社ビジネスについて論じたこの書籍。

元は早稲田大学商学部の講義を元にしています。

上の『不毛地帯』と異なり、実際の商社ビジネスを詳細に記載しているので

業界研究にはもってこいの一冊です。

専門商社 

総合商社とは異なり、名前の通り

一つ乃至、少数の商材を専門的に扱う商社を

総合商社と対比させ

『専門商社』

と呼びます。

 

繊維商社や化学商社、鉄鋼商社などがあります。

 

総合商社に比べ、規模が小さく(とは言え大きいですが)

事業投資も行うものの、基本的にはトレーディング事業(口銭取引)を

主な事業の柱としています。

(内部にいた訳ではないので、詳細は不明ですが、

スナフキンのイメージはこんな感じで、そこまで相違無いと思います)

 

総合商社の子会社としてそれぞれの商材を専門に扱う会社もありますが

(例:伊藤忠丸紅鉄鋼やメタルワン)、

独立して運営する商社(独立系専門商社:阪和興業や長瀬産業)もあり

専門商社と言っても、そのルーツにも違いが見られます。

 

JFE商事など、大手鉄鋼メーカーの商社部隊をルーツにする専門商社も

あります。

 

ルーツによってその会社の方向性などに違いが見られるので、

就職を考える際に、商材以外を判断材料にするのも

いいと思います。

総合商社のES

内容

総合商社のESは、ザ・ES!

と言うくらいシンプルです。

(スナフキンが受けたのは数年前なので、少し変わっているかもですが)

 

学生時代に頑張ったこと、そこから学んだこと

強み、弱み

直面した困難とそれを乗り越えた方法

成し遂げたいこと

など、

どの総合商社も

非常にわかりやすい問い掛けのESだったと記憶しています。

 

企業によっては

自分を表す漢字を一つ、またその理由

など少し変則的なものもありましたが、

概ね真っ直ぐな問いばかりだったと思います。

書き方のコツ

書き方のコツとしては

これはどの企業にも言えることですが、

奇を衒うような内容は避けてください。

 

真っ直ぐな質問には、シンプルに真っ直ぐ答えましょう。

まず

「一文一文を冗長にしない」

「結論を先に言う」

これに尽きます。

 

当たり前に就活で言われていることですが、

これが意外に難しいなと思います。

自分の経験をよく見せたいと思って、

冗長に書いてしまい、

文章の『締まり』を無くしてしまうことがよくあります。

これを特に意識するだけで、通過率は格段に上がると思います。

 

また、ESを書くときに絶対に意識しないといけないことは

「ESは面接まで進んだ際にもっとも面接官に使われるもの」

であると言うことです。

 

なので書く際から質問を意識して書くことが重要です。

「こう書いたらおそらくこう言う質問がくるからこう準備していこう」

とか、

「こう書いたらこう聞かれそうで、それは答えづらい/答えられないから

書かないでおこう」

など、

ES一つ書くにしても戦略的に書くべきです。

 

「ESの締め切りが近いからとりあえずESだけ意識して書こう」

というのも仕方がないかもしれませんが、

ESは書いておしまいではなく、寧ろ始まりなので、

最終的な面接通過を意識して書く、

ということは絶対に考えて書くことをお勧めします。

面接

会社にもよりますが、商社に関わらず

企業面接はグループディスカッション(GD)と

個人面接です。

個別に説明します。

グループディスカッション

スナフキンが受けた時は商社でほとんどGDを設けているところは

なかったように思います(1~2社くらい?)。

 

とはいえ今はあったり、商社以外でもあるので

個人的に思うコツを書いていきます。

 

まずは絶対に率先して発言してください。

そしてリーダーシップを取ってください。

 

よく、GDは役割に徹してあまり発言しなくても通過した

など聞きますが、

そう言う場合は稀だと思います。

発言しないと面接官はあなたを判断出来ません。

なので、率先して発言しましょう。

 

そして出来れば議論を引っ張ってください。

はっきり言うとGDは、

こいつは優秀か

仕事で伸びる素養があるか

と言うことを見られています。

 

言い方は悪いですが、

「こいつはあまり優秀じゃないな」

と思われたらお終いです。

そうならないように議論は発言をしつつ

論理的な発言を心がけてください。

 

いくら発言しても、実のない発言は

寧ろ面接官の心象を悪くします。

 

いい発言をしていると、

リーダーキャラではなくても

議論を引っ張れる、他のメンバーに議論を委ねられる形になります。

そうなればもう通過したも同然です。

 

総合商社を目指す方は

基本的にはいい大学に行かれている方が多いと思います。

なのでロジカルな素養はみなさんお持ちだと思います。

 

メンバー全員が通過するわけではないので、

いかに短い時間で面接官にいい心象を与えるのか、

それが勝負になります。

(結論は必ずしも素晴らしいものである必要はないので、

それっぽく見せたもん勝ち、と言うことです)

 

個人面接

さて、いよいよ個人面接です。

これは先ほどのESに密接に関わってきます。

 

個人面接のコツ、と言うかスナフキンが実際にやったことを

書いていきます。

 

まず、面接を意識して作成したESから

「質問され得る可能性のあるものを書き出し、

それに対しての回答を完璧に用意する」

です。

 

面接の中で、面接官からの質問に淀みを持って回答する

のはいいことではありません。

「あの〜、」

「え〜、」

などの言葉は出来るだけ、無くし、

とはいえ丸暗記したものではない自分の言葉で語れれば

ベストです。

 

なので、聞かれる可能性のある質問を列挙し、

その回答を準備する際も、完全な文書にするのではなく、

キーワードをもって準備すると、丸暗記することもないので

いいと思います。

 

「準備は当たり前でしょ」

なんて思うかもしれませんが、

意外にこう言うことまで準備している人は少ないのかな

と思います。

 

とはいえ、予期しない質問ももちろん出てきます。

それは頭をフル回転させて頑張ってください!(笑)

 

あと、よくやっていたのは、スマホで全面接を録音して

面接後復習して、聞かれた予期しない質問をメモし、

それは次回も別のところで聞かれる可能性を考慮して

完璧な回答を用意する、と言うこともしてました。

 

これはかなりお勧めです。

 

あとは、元気よく、ハキハキ、良い第一印象を

与えることを忘れずに行けば、

大抵の面接は通過できると思います。

 

面接も所詮見せ方なので、

戦略的に行けばなんとかなるものです。

 

長くなってしまったので、

続きは次回に。

次回は具体的なスナフキンが受けた企業や

就職活動の方法、

総合商社の就活に纏わる噂

など、

綴っていければと思います。

 

では。

就活について思うこと②~総合商社就活の裏側~

前回に引き続き、

総合商社に就職する為

スナフキンがどのような就職活動をしたのか、など

綴っていきます。

 

前回の記事ではESや面接についてのコツなど

書いてますので、まだ読んでない方は

是非そちらからどうぞ。

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スナフキンの就職活動

まず、スナフキンが具体的にどういった就活を

していたのかについて書いていきます。

就職活動でしたこと

基本的に就職活動をする際、

考えられるのは

 

合同説明会

企業説明会

OB訪問

インターン

大学の就活セミナーやES添削会

などがあると思います。

 

実はスナフキン、

これらのことを一切していません。

 

意識してやらなかったわけではなく、

実はその時海外の大学院に留学していて、

物理的にそういったものに参加できませんでした。

 

なのでESやWebテストは留学先から、

テストセンターの時に一回だけ帰国する

みたいな感じで就活を乗り越えました。

 

これらのことから言えるのは、

「きちんと準備して臨めば、受かる奴は受かる」

と言うことです。

 

就活中は色々な噂が飛び交い、

何が本当かわからなくなってしまい

「とりあえずみんながやってることをしよう。。。」

なんてことを考える学生さんが多いと思います。

 

スナフキン的には

周りに振り回されずに、

自分の軸をもって取り組めば大丈夫

と声を大にして言いたいと思います。

受けた企業

総合商社が最も興味のあった企業ですが、

一応少ないながら他企業も受けました。

具体的には

重工系企業

重工も扱う電機メーカー

など。

 

開発学を勉強していた身としては

やはり発展途上国へのビジネスに興味がありました。

 

なので、そういった場所でビジネス展開をし、

且つインフラに関わる仕事をしたい、

という軸で選考を受ける企業を選んでいたことを覚えています。

 

結果は希望の総合商社以外にも

上記の複数企業からも内定をもらいましたが、

最終的には総合商社を選択しました。

総合商社の差別化について

総合商社を希望する学生さんで

結構困るのが、

「なぜ弊社を希望したのですか?」

という質問だと思います。

 

「商社毎に何が違うのか」

「仕事に違いがあって、特色が違うんだろうか」

など、色々考えられると思います。

 

しかし、

これについて

実際内部で働き、時には他商社と共同で事業をした経験などから

言わせてもらうと

「基本的にどの総合商社も同じ」

です。

 

もちろん、規模や会社の方向性(昨今の某総合商社の中国ビジネス偏重など)

に違いはあれど、基本的にやってることは同じです。

(少し乱暴な言い方ですが、ビジネスが多岐に渡りすぎるため、

似たようなことをやっている面も多々ある、といった感じです)

 

では、どう差別化すればいいのか。

 

スナフキンは一貫して

『人』

と言っていました。

 

「それを言っても上手く言えないから困ってんじゃん」

なんて声が聞こえて来そうですが、

所詮まだ働いたことのない学生が

「御社は他商社と異なり、〜な事業を〜で、、、」

なんて言っても、実際に働いている面接官からしたら目新しくもなく、

的外れなことを言ってしまう可能性も往々にしてあります。

 

出会った社員に惹かれた、なんて言っても面接官はその人本人でないと

わかりませんし、真偽も不明です。

 

説明会に行ってなかったとは言え、総合商社には友人や

先輩などいたので、その人の話を膨らませたり、

本当に思いの丈を伝えたり、

そう言うことをして差別化をしたと記憶しています。

 

また、面接官も実際は事業にそこまでの差があると思って聞いていないので、

どう答えるのか

どう切り返すのか

そう言う論理的説明力を見ている質問だと思います。

 

なので

『人』

を軸にした上で

有無を言わせないロジックを組んだ説明をぶつけてみてください。

その他

最後に、

就活をしていて色んな噂を耳にすると思います。

 

実際に内定を得てから他の内定者に会って

スナフキンが思った・知ったことを綴っていきます。

総合商社の就活に纏わる噂

早期内定の有無

毎年就活の時期に噂になる某大手ECサイト運営企業が運営する掲示板。

そこに書き込まれる嘘かホントかわからない書き込みの数々。。。

その中で面接解禁当日に一番多いのが、

「内定もらった!」系の書き込みですよね。

 

結論から言うと、

早期内定は『あります』。

 

インターンシップに参加して有望な学生は面接解禁前に

面談と称して選考が進んでいたり、

飲み会や食事会など色々しています。

 

インターンシップ参加組だけでなく、

各大学で行われる説明会や模擬GD(グループディスカッション)などで

有望だと目をつけられた学生はその後メンターが付き、

裏側で早期選考を進められる

と言うことはざらに起きています。

 

優秀な学生を確保したい企業はそういう風に

学生を一定数囲い込み、

選考を進め、

解禁初日に内定を出すため、

某掲示板では「内定もらった!」系の書き込みが

増えると言うわけです。

 

スナフキンも内定をもらった後にあった内定者懇親会で

自分以外の多数が初日に内定もらっていた組

だったと判明した時はびっくりしたのを覚えています。

(そう言う人たちは選考中から大体知り合っているので仲が良い)

英語力

英語が絶対にできないとダメ

なんて噂はよく耳にしますが、

実際はそんなことありません。

 

もちろんできた方がいいに越したことはありませんが、

こと「内定を得る」という目標においては、

英語ができなくても内定はもらえる

という答えが正しいです。

 

実際にスナフキンの同期にも

TOEIC400点

なんて同期は何人かいました。

 

ただ、内定後の配属や

やらせてもらえることに関係するため、

高い点数を持っていた方が絶対に有利です。

必須ではありませんが、英語は勉強しましょう。

(別の機会に英語勉強法なども書きたいと思います)

 

不安要素をいかになくすかが

就活では大事です。

内定者の雰囲気

これも千差万別で、一言では言い表せません。

体育会出身のゴリゴリもいれば、

スナフキンみたいな大学院卒の

どちらかと言えば勉強やってきました

みたいな人間もいます。

 

しかし、総じて言えるのは

やはり人気企業の厳しい選考をくぐり抜けてきた人たちばかりなので

明るく、コミュニケーション力が高い人が多いように思います。

 

あと、よく言われるのは、

商社ビジネスがトレーディングから事業投資中心に変わってきたことから

バリュエーションなど数字を使う仕事が増えたので、

昔ながらの体育会出身のゴリゴリ身体使えます、的な人よりも

理系大学院出身や海外大学院出身の人が増えているように思います。

(スナフキンは文系大学院卒ですが)

 

総合商社時代、

かなり年上の大先輩が、

「最近の新入社員は昔と違っておとなしい奴が増えてよくわからん」

なんて言っているのを聞いたことがあります。

それくらいビジネスの変遷に伴い、

入社する人のキャラクターも変わってきている、

そう言うことです。

まとめ

色々書きましたが、

やはり何が一番大切かと言うと、

 

周りに流されない

自分の軸をもつ

しっかり準備する

 

これに尽きると思います。

 

細かい策を色々講じることも良いですが、

受かる人はやっぱりしっかり準備しています。

 

説明会やインターンに全く参加しなかった

スナフキンが受かったのはそういったことが

少なからず出来ていたからだと思います。

 

これから3月となり、

就活もいよいよ本格化していくと思いますが、

自分らしく

頑張ってください。

 

では。

 

ベンチャー企業で働くということ② ~ベンチャー企業へ転職して思うこと~

こんにちは。

今回は前回の続きで、

大企業の総合商社からベンチャー企業へ転職して

何をしているのか、

実際どうなのか、等

スナフキンなりに綴っていきます。

 

前回の記事はこちら↓

 

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転職後

総合商社から全く畑違いのベンチャー企業に転職。

その実態は。。。

転職後の会社

総合商社から転職したベンチャー企業は

創業4年弱(当時)のスタートアップベンチャー。

入社当時は社員がギリギリ一桁で、

まだまだ成長途中の会社でした。

 

仕事は事業開発のBiz側で

前職のバックオフィス業務とは若干異なるものの

新規/既存事業のオペレーション構築や改善、

PL作成やそのためのオペレーション構築など

前職でのスキルも活かすような仕事をしています。

 

とはいえ、入社当時はまだまだ人が少ない会社で

前職のように部署が分かれているなどなく、

基本的に全員で事業促進のために

色々取り組んでいくような環境で、

事業運営のために色々挑戦したかった自分にとっては

非常に楽しく仕事をしていました。

転職後に変わったこと

生活

転職した企業はあまり勤務時間の制約がなく、

前職の9:15分出社に比べ、朝はゆっくり、

夜長く仕事、という風に若干シフト。

 

会社データもgoogle driveで管理していることもあり、

どこでもいつでも仕事できるので、

夜も家で仕事ができ、

かなりフレキシブルな労働環境になりました。

(セキリュティ的に問題あり、という話は置いておいて)

 

早く帰りたい時も帰ることができるので

スナフキン的には望んでた職場環境になったかな

と思っています。

(早く帰っても家で仕事したり、土日もまぁ)

 

あとは飲み会が激減しました。

これは今の会社の文化なので一概には言えませんが、

前まで軽めのものも入れて週に2-4回飲みにいってたのが

月に1回も飲まないなんてザラに。

 

転職したてのころ、3ヶ月で体重が8kg減るなんてことも。

給料

おそらく大企業→ベンチャーへの転職を考えている方で

一番気になっているのが「給料」の変化だと思います。

 

前回の記事でも書きましたが、

給料はどういうフェーズのベンチャーにいきたいか、

自分のスキルがどう活かせるのか、等の理由で

変わってきます。

 

スナフキンの状況は、

設立まもない(転職当時で設立4年弱、従業員10名以下)

スタートアップベンチャーなので

給料は正直かなり下がりました。

 

元々高給で有名な総合商社。

総合商社の離職率の低さはその給料の高さも

大きい理由だと思います。

 

ぶっちゃけると、

年収で200万円以上下がったと思います。

 

もちろん、

転職したといって年収が下がったままでいいのかというと

そうではなく、

アップサイドを狙って仕事をしています。

 

事業も成長しているので給与も結構上がったりしましたが、

それでももし今まだ前職の総合商社に在籍していたら

もらっていた給与水準には達してないかな

というところです。

 

また、単純な給与とは別に企業年金などの福利厚生も

大きく違います。

 

在籍していた商社では、

毎月給料とは別に23,000円勝手に積み立ててくれていたので、

それを自分で運用でき、

65歳になった際にかなりの金額になって

もらえるという企業年金制度がありました。

 

転職したベンチャーにはもちろんそういう制度はなく、

個人年金で自分で積み立てていく必要があります。

 

こちらは直近の生活に大きく影響することではないですが、

老後の生活を考えた際に大きな違いになります。

 

とはいえ、給与が下がった

福利厚生もない

だけれども

仕事のやりがいや面白さ

自由な労働環境

無駄がないことでのストレスフリー

など、

得たものも多分にあります。

 

目指すべき姿と

転職で得るものを考えると

全くあり得ない選択肢ではないのかと思います。

ベンチャーに転職して思ったこと 

大企業との違い

まず一番の違いは事業を行うスピードです。

 

大企業では社内稟議に非常に時間がかかるため、

一つの事業を進めるのに数ヶ月かかることも珍しくありません。

 

しかし、ベンチャー、特にスタートアップベンチャーなら

トライ&エラーを前提とした事業の進め方をするため

1週間で事業がめちゃくちゃ前進することもしばしば。

 

ここが一番の違いであり、ベンチャー企業のいいところ/醍醐味

だと思います。

ベンチャーならではなこと

いいこと

ポジティブなことは、

上記にも書いてますが「スピード」。

スピード感持って働きたい方には最高な環境です。

 

また、口うるさい上司や仕事のしない人なども

いないので、

変なストレスを抱えることも少ないのかなと思います。

 

自分の影響がもろに事業に出るのもやりがいを持って働ける

良い点だと思います。

悪いこと

ネガティブな違いとして、福利厚生や社会保障などがあります。

 

単純な給料の変化だけじゃなく、

転職を考えている方はこういうことも考えるべきかなと。

(スナフキンは全く考えてなかったので、転職して色々実感しました)

 

例えば、現在働いている企業には福利厚生はほとんどありません。

前職では映画割引や旅行優待などの特典がついた福利厚生機関に

加入していたのでその恩恵が受けれました。

 

また、個人的に一番大きな違いは企業年金の有無かなと思います。

前職の総合商社では毎月の給料とは別に23,000円の積立が個人に

与えられていました。

これは退職時にもらえるのですが、毎月23,000円だと

退職時にはかなりの金額になります。

(実際は積立を運用する前提なので単純な積立よりも増えてもらえます)

 

その他にも、毎月給料から引かれる社会保険料を会社が一部負担してくれていたり

(地味に月々数千円のインパクト。。。)

細々したものを考えると枚挙に遑がないくらいかも。。。

 

社内制度についても、整備がされていなかったりもするので

入ってみて気づいたことはたくさんあります。

 

しかし、そういったものも自分の力で整備していける

そういった醍醐味もあるので

そういう気概がある方は絶対に楽しいと思います。

まとめ

総合商社からベンチャー企業に転職して

後悔しているかと言われれば間違いなく

『後悔していない』

と答えます。

 

年収が下がった

福利厚生が少ない

など

色々ネガティブ要因はありますが、

それでもしがらみなく、純粋に仕事や事業を楽しめる

そんな環境を手に入れれたこと

スピード感を持って自分で事業を拡大できること

そういったことは転職してこそ得られたことだと思います。

 

もちろん会社を大きくしてお金の面でも

アップサイドを十分狙えると思います。

 

ベンチャー企業への転職を考えている方

まだ学生でファーストキャリアとしてベンチャー企業を考えている方

そんな方々へこの記事が少しでも参考になれば

経験者として嬉しく思います。

 

では。

ベンチャー企業で働くということ① ~大手総合商社からの転職~

昨今、メルカリやLineなど、

多くのベンチャー企業の活躍により、

トヨタなどの従来の大企業と同じように

ベンチャー企業が注目され、

学生や社会人でもベンチャーで働きたいと思っている人が

増えているように思います。

 

大学(大学院)卒業後、ファーストキャリアとして直ぐにベンチャーでの

キャリアを選ぶ人もどんどん多くなってきています。

また、卒業前からや就職してからも、

一度大企業を経験してからベンチャー企業に挑戦したい!

と思っている方も多いはず。

 

今回は、所謂大企業を経て、

ベンチャー企業に転職をした私スナフキンの経験から、

『実際のところどうなの』

『生活はどう変わったの』

『ぶっちゃけ給料は』

『後悔してない?』

など、気になる質問にも答えつつ、

過去の自分と同じような思いを持った方の

今後の人生の決定に少しでも参考になればと思います。

転職前

転職前の総合商社時代。

100名を優に超える同期と、

忙しくも楽しい時を過ごしていました。

転職前の会社

転職前は都内にある大手総合商社のコーポレート部門(職能部門)

所謂バックオフィスと呼ばれる非営業部署で働いていました。

 

大学院を卒業後、新卒で入社した会社で、

一番希望していた部署ではなかったものの

(二番目くらいに希望していた部署に配属された)

希望していた総合商社に入れ、

やりたい仕事にも関わることが出来ていたので

それなりに楽しく過ごしていました。

(なぜ総合商社で働きたいと思ったのかはまた別の機会に

書きたいと思います。)

 

現在の総合商社は従来のトレーディング業務ではなく、

事業投資が中心で

当時の部署は事業投資の案件組成に深く関わる部署だったため、

面白い案件に関わることが出来ていました。

(総合商社の仕事内容も別の機会に書きます)

 

また、 総合商社といえば海外出張・駐在ですが、

バンバン海外を飛び回り、会社派遣の留学や駐在に行く

同期・先輩もいて非常に刺激になっていました。

転職前の生活

総合商社時代の勤務時間は、

9:15-17:30 (休憩1時間)

の7時間15分。

朝は何もなければ大体9時くらいに出社するため、

8時くらいに起きて準備していました。

 

夜は忙しくない時は大体18時~19時には会社を出て

仲のいい同期と飲みに行ったり、一人で映画を見に行ったりすることが

多かったです。

 

電◯の一件以来、会社も労働環境に力を入れ始め、

長時間の残業禁止、有休消化推進などに力を入れていたため

どんどんホワイトな環境になっているなぁと感じていました。

 

商社といえば飲み会!

と思う方も多いかと思いますが、

僕がいた部署は営業ではなかったので会食などもなく、

会社関係の飲み会といえば季節ものの飲み会(新歓/忘年会等)

異動の歓送迎会くらいで、部署で飲むことは数えるくらい。

同期との仕事帰りに飲みに行くことはしょっちゅうでしたが、

強要される飲み会が少なかったため非常にストレスフリーでした。

 

営業部署でも、昨今のコンプライアンス的観点から

無理な飲み会などは殆どなくなってたなと思います。

なので、

『飲み会はちょっと嫌だ。。。』

とか思ってる就活生の方でもそこはあんまり心配しなくても

いいと思います。

(もちろん会社や部署によりけりですが以前よりはマシになっているかと)

 

ちなみにスナフキンは同期や先輩・後輩とのご飯がてらの飲みは

大体週2-4回くらいありましたね。 

転職に思い至った理由

そんなホワイト企業まっしぐらで良い同期にも囲まれた総合商社を

出ることになったのは何故なのか。

総合商社で出来ていたこと/出来ていなかったこと

出来ていたこと

総合商社の醍醐味といえば花形の事業投資やM&A事業に関わり、

大きなビジネスを動かすこと。

(個人的見解です)

 

営業ではなかったものの、

バックオフィスとしてそういう多くの案件に

関わることが出来ていました。

 

小さくても数億、大きいものだと

数百億~数千億という事業に、

しかも分野を問わず関わることが出来たのは

総合商社で働いていたからだと思います。

出来ていなかったこと

大きなビジネスに関わることが出来ていましたが、

海外出張などの機会にはなかなか巡り会えませんでした。

 

他部署の同期はバンバン海外に行って案件推進に向け前線で

頑張っているのに、営業じゃないバックオフィスの自分は

客先にも出れずオフィスで毎日書類と格闘し、

社内顧客たる営業部署の人たちとミーティングをする毎日でした。

(部署の性質上客先に出れなかっただけで、

客先に率先して出るバックオフィス部署もあります)

 

グローバルに活躍したいという思いを持って入った総合商社でしたが、

その思いを直に叶えられる仕事はなかなか出来ていませんでした。

転職へのキッカケ

面白い仕事も出来ている、会社はホワイト、給料も良い

ものの、

グローバルに働きたい、客先に率先して出て案件を直に回したい、

「自分事」として案件に向き合い、書類と格闘だけじゃない

営業や事業と直に向き合う仕事をしていきたいなど、

悶々とした気持ちはどんどん大きくなっていきました。

(実際はもうちょっと理由はありますが、今回は割愛

また別の機会にこちらも書きたいと思います。)

 

そんな中、新卒の時には興味のなかった

「ベンチャー企業」

という選択肢が頭を過ぎります。

 

『ベンチャー企業なら会社によっては海外にめっちゃ出れるかもしれない』

『自分の力で会社や事業を大きくすることに挑戦したい』

と思いたち、

ベンチャー企業情報が多く集まる「Wantedly」を見るようになりました。

 

面白そうな会社があれば話を聞きに行き、

転職は考えているけど別にそこまで急いでいる訳ではない、

機会があれば、というスタンスで色んな会社を見に行きました。

 

その中で出会った会社が今の会社。

なので、キッカケというキッカケがあった訳ではないですが、

そういう総合商社への悶々とした思いとタイミングが重なり、

最終的にベンチャー企業で働くことになりました。 

転職の方向性 ~どういうベンチャーに行くのか~

ベンチャー企業と言っても色々な会社があります。

 

立ち上げたばかりの所謂「スタートアップ」なのか

既に数百人規模の「メガベンチャー」なのか

「ベンチャー企業」と一括りに出来ないものがあります。

 

転職についても、どういう「ベンチャー企業」に行くのかで

待遇やできることが変わってきます。

 

社員が数名~十数名しかいないスタートアップベンチャーだと、

役職などもあまりなく、部署も決まっていないことが殆どなので

一人ですべき仕事が多様になり、できることの幅が広がります。

 

既に成長しているメルカリなどの大きなベンチャーだと

役職や部署もかなり決まっていて、

配属された部署や与えられた役職に沿った仕事が整理されています。

 

給料についても、

資金調達まもない、そして調達額も十分でないスタートアップだと

従業員に支払える額に限度があるので、

今後の成長に期待!という感じになる一方、

既に成長している大きなベンチャーだと、

前職からの給与UPも珍しいことではなく、

条件良化を狙っての転職も多いと思います。

 

事業の面白さだけでなく、

就職・転職したいベンチャーがどういうフェーズにあるのかを

知ることも大切になってきます。

 

長くなってしまったので、

次回は私スナフキンが

どういう会社に転職したのか、

何をしているのか、

実際給料はどうなのか、など

転職後の話を書いていきたいと思います。

では。 

 

自己紹介 ~ブログを始めるにあたって~

はじめまして。

 

現在スタートアップベンチャー企業に勤務の、

都内在住の29歳です。

 

30歳になる前に何か残そうとブログを始めました。

 

ムーミンでお馴染みの旅人「スナフキン」から、

人生という旅を生きるスナフキンとして

読んでくれた人にとって少しは役立つ情報を

書いていければと思います。

 

始めるにあたって簡単な自己紹介を。

 

関西の大学院(経済学専攻)在学中に海外留学

卒業後に大手総合商社に入社、上京。

 

その後都内のスタートアップベンチャーに転職。

経営企画室で日々奮闘中。

 

文系大学院進学

海外留学

総合商社就職

ベンチャー転職

海外旅行情報

資格勉強

その他日常のこと

 

などなど

 

自分なりの観点から綴っていきます。

出来れば毎日。

 

よろしくお願いします。

 

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